TURN

TURNフェス開催まであと少し。プロジェクトチームでは、会場の設営計画が進んでいます。

フェスの会場は、東京都美術館・公募展示室。とても大きな会場です。「TURN」として、最初のお披露目になる催しなので、多くの人が訪れやすく、バリアフリーにも対応した会場をお借りしました。

ただ、ひとつ悩ましいことが。今回のTURNフェスは、いわゆる一般的な「展覧会」ではありません。アーティストと福祉施設・コミュニティとの「交流プログラム」をベースに、そこから生まれた「何か」が美術館に持ち込まれ、発表するという企画です。

その「何か」は、新しい出会いに触発されて生まれたアーティスト作品かもしれないし、はたまた交流先の福祉施設で見つけた興味深い品々かもしれません。場合によっては、施設やコミュニティに通う人とアーティストの共同パフォーマンスという、無形の出品物になる可能性もあります。

1月にはある程度プランが見えてくる予定ですが、実際にフェス会場で何が集まるのかは、まだまだ予測がつきません。(わたしたちは、その予測不可能な余白にこそ、TURNの創造性が宿ると信じていますが!)

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(展示企画ミーティングの様子)

また、TURN監修者・日比野克彦さんは「フェス」という形式をプロジェクト構想時から提案。3月のTURNフェスでも、美術館が会場だからといって「展示品↔鑑賞者」という関係をつくるのではなく、来場者の方も参加できる場にしたい、と、チーム一同考えています。

どんなモノが出てくるかわからない。しかも、来場者もやわらかく参加できる場でなければ。

この2つの挑戦は、公共の美術館で開催するにはなかなか悩ましい課題でもあります。開催まであと2ヶ月ちょっと。果たしてどんな「フェス空間」が立ち上がるのか、楽しみにお待ち下さいね。

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(展示企画ミーティングの様子。会場やプロジェクトの制約条件をいかに、創造的な方法で解決していくか。インストーラー、美術館学芸員出身のメンバー、監修者の日比野克彦さんとともに検討)

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(text by TURNプロジェクトチーム)

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