実施3年目を迎える「TURN」。
2年間のさまざまな活動と経験をもとに、平成29年度は多岐にわたる事業を展開します。
アーティストが福祉施設やフリースクールなどコミュニティ特性の異なる場所へ赴き、その場所を利用する人や職員、家族等との交流を重ねていく「交流プログラム」と、各地の「交流プログラム」が一堂に会す「TURN フェス」に加え、新規に着手する「TURN LAND」をさまざまな場所で展開し、「TURN ミーティング」でプロジェクトの情報共有や勉強会を開催する予定です。
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1. 交流プログラム
アーティストが、福祉施設やフリースクールなどコミュニティ特性の異なる場所へ赴き、その場所を利用する人やスタッフ、家族等との交流を重ね、「TURN する」経験を深めていく、「TURN」の根幹を成すプログラムです。
2.「TURN LAND」の開始
平成28年度に実施した「TURNセンター構想会議」を踏まえ、TURNの活動が日常的に実践される場である「TURN LAND」を、3つのアプローチから実験的に展開していきます。
2-1.交流先施設のLAND 化
交流先施設が主体となり、アーティストやサポーターの参加協力を得て、通常の施設運営とは異なる「TURN ができる日」として、一般の人も参加することができる機会を設け、段階的に地域に開いていきます。
2-2.「サードプレイス」の新規開拓
「TURN」の活動を日常的に実践できる場として、障害の有無、セクシュアリティ、国籍、生活環境などの差異にとらわれることなく、誰もが訪れ、過ごすことのできる空間を開設します。今年度は、パイロット事業として勉強会やワークショップなどを数ヶ月にわたり実施する予定です。
2-3.「春日TURN LAND(仮称)」開設
「TURN LAND」の開始に伴い、文京区春日のビルの一室にNPO を中心とする事務所機能及び、「TURN」の運営を補助する「サポーター」を多く輩出できるよう、研究会や研修プログラム等も実施する情報発信のハブ機能を担います。
3.TURNフェス3
「交流プログラム」や「TURN LAND」での活動を通して関係を深めたアーティストや交流先のメンバーが一堂に会し、それぞれの「交流」のかたちを多様な方法で発表します。
【開催概要】
・会期:2017年8 月18 日(金)~20 日(日)
・開室時間:9:30~17:30(入室は閉室の30 分前まで)
・会場:東京都美術館 ロビー階 第1・第2 公募展示室 (東京都台東区上野公園8-36)
4.TURNミーティング
TURNを共有し、開かれた意見交換として開催を予定しています。初回は、6月11日(日)に開催し、今年度のトピックスを全体で共有する機会とします。その他、ゲスト講師を招き思考を深める勉強会や一年を振り返る年次報告会などを開催します。
【開催概要】
第1回
・日時:2017年6 月11 日 (日) 10:00~18:00
・会場:東京藝術大学 (東京都台東区上野公園12-8)
第2回
・日時:2017年10 月8 日(日)
・会場:東京藝術大学 (東京都台東区上野公園12-8)
第3回
・日時:2017年11 月19 日(日)
・会場:東京藝術大学 (東京都台東区上野公園12-8)
第4回
・日時:2018年1 月28 日(日)
・会場:東京藝術大学 (東京都台東区上野公園12-8)
5. 海外展開
南米諸国のさまざまな都市とのネットワークを活かしながら開催される現代美術国際ビエンナーレ「BIENALSUR」。今年秋に第1回目の開催を迎えるBIENALSUR に、「TURN」が招聘されました。それに伴い今夏、アルゼンチン及びペルーなどでの交流プログラムを実施します。南米で展開した交流プログラムや展覧会の成果を映像などを通して紹介するとともに、プロジェクトメンバーをゲストに迎え、語り合う「帰国報告会」を開催予定です。
【開催概要】
・タイトル:「TURN in BIENALSUR」(仮題)帰国報告
・日時:2018年1 月28 日(日)
・会場:東京藝術大学 (東京都台東区上野公園12-8)
・共催(予定):東京藝術大学
6. 広報・ドキュメント
「TURN」の活動をことばに綴る「TURN NOTE」を制作、発行します。 また、関係者への情報共有を目的とした「TURN 通信(仮)」を発行し、それぞれの交流の様子や参加者の情報をシェアすることで、プロジェクト内の横の繋がりを高めながら、「TURN」を発信していきます。
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