世界中の注目が集まるリオデジャネイロ 2016 オリンピック・パラリンピック競技大会時に現地にて開催する「CULTURE & TOKYO in RIO」の一環として、「TURN」を展開します。

「TURN in BRAZIL」では、日本及びブラジルを拠点に活動するアーティストたちが伝統工芸を携えて、サンパウロに滞在しながら福祉施設に通い、施設を利用する障害のある人や地域の人たちなどの日常に触れながら関わり合っていく交流プログラムを実施します。そして、そのプロセスを通して生まれた作品等をパソ・インペリアル(リオデジャネイロ)に展示するともに、ワークショップやカンファレンス等を開催します。

・監修:日比野克彦(アーティスト、東京藝術大学美術学部長・美術学部先端芸術表現科教授)
・主催:東京都、アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)

■監修者・日比野克彦によるステイトメント

生きていると形が生まれる。
木々が作る枝葉の形、アリが作る蟻塚の形、川の流れが作る石の形、風が作る砂紋の形。
そして人も生きていると形をつくる。人が生きてきた地域から生まれたその地域ならではの形がある。
長い時間の中で生まれたその地域の形に人が携わった時に、人は、自己の中に流れる生きる力を再び実感する。
時間を超えて地域がつながる。地域を超えて時間がつながる。

■開催概要

・会期:2016年8月18日(木)〜9月7 日(水)
・会場:パソ・インペリアル
(Paço Imperial, Praça Quinze de Novembro, 48 – Centro, Rio de Janeiro)
・入場:無料
・開館時間:12:00〜19:00(月曜休館)

■参加者×サンパウロ福祉施設×題材

・ジュン・ナカオ(アーティスト/ブラジル)×憩の園×ブラジルの伝統的な籠編み(セスタリーア)
・タチ・ポロ(アーティスト/ブラジル)×こどもの園×江戸つまみ
・五十嵐靖晃(アーティスト/日本)×PIPA×江戸組紐
・瀧口幸恵(ワークショップファシリテーター/日本)×Monte Azul×東北切り紙「きりこ」

*プロフィールや詳細内容については、「TURN in BRAZIL」プログラムページで掲載しています。
*「CULTURE & TOKYO in RIO」の一環として、「東京キャラバン」と「TOHOKU &TOKYO in RIO」も開催します。詳細は、下記のプレスリリースをご覧ください。
>>リオデジャネイロにおける文化事業の実施 「東京キャラバン」、「TURN」、「TOHOKU & TOKYO in RIO」[PDF](アーツカウンシル東京)

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