リーディングプロジェクト TURNフェス

「出会う」が変わる、「出会う」を楽しむ3日間

「TURNフェス」は、異なる背景や習慣をもつ一人ひとりが、「出会う」ことを楽しみ、深め、共有する3日間のフェスティバルです。第一回となる今回は、アーティストが障害のある人や生きづらさを抱えた若者たちと出会い、そこから生まれた作品やパフォーマンスが一堂に会するエキシビションと、多彩なゲストを招いたカンファレンスを開催します。

   
会期 2016(平成28)年3月4日(金)〜6日(日)
会場 東京都美術館 公募展示室1階第2・3展示室、講堂  【会場アクセス】
観覧料 無料
開室時間 9:30〜17:30(入室は閉室の30分前まで)
主催 東京都、アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)、特定非営利活動法人Art’s Embrace
協力 東京都美術館×東京藝術大学「とびらプロジェクト」
監修 日比野 克彦

エキシビション

2015年秋より開始した「交流プログラム」では、アーティストが、障害のある人や生きづらさを抱えた若者たち、そして家族や支援者と出会い、彼らの日常に少しずつ触れながら関わりあいました。そのプロセスで生まれたコミュニケーションや気づきをインスピレーションとした作品が、TURNフェスのエキシビションで登場します。交流先施設の協力も得て生まれた、インスタレーション、映像、音楽、パフォーマンス、体験型作品など、多様な表現をぜひお楽しみください。

EAT&ART TARO

EAT&ART TARO

現代美術アーティスト。調理師学校卒業後、飲食店勤務を経てギャラリーや美術館などでケータリングや食のワークショップ、カフェプロデュースなどを行っている。これまでに、自分で購入したものが次の人のものになってしまう、おごることしかできないお店「おごりカフェ」や、瀬戸内海の島々で作った「島スープ」、昭和の料理本を調査収集し、レシピ再現などを行う「レトロクッキング」、美味しいおにぎりを食べるためだけに参加者と共に運動会をする「おにぎりのための、毎週運動会」など食をテーマにした作品を多数発表している。墨東まち見世(東京・墨田区)、大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ(新潟)、としまアートステーション構想 としまアートステーション Z(東京・豊島区)、瀬戸内国際芸術祭(香川)、中房総国際芸術祭 いちはらアート×ミックス(千葉・市原市)など。
http://eat-art.info/

プロフィール

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五十嵐 靖晃 × クラフト工房LaMano

五十嵐 靖晃

アーティスト。1978年千葉県生まれ。2005年東京藝術大学大学院修士課程修了。その土地の日常に入り込み、新たな視点と人のつながりを見いだすプロジェクトを各地で手がける。これまでのプロジェクトで、2005年にヨットで日本からミクロネシアまで約4000㎞、2012年に日本海沿岸をたどる約970㎞の航海を経験。“海からの視座”を活動の根底とする。代表的なプロジェクトとして、樟の杜を舞台に千年続くアートプロジェクトを目指す福岡県太宰府天満宮での「くすかき」(2010〜)や、漁師らと共に漁網を空に向かって編み上げ土地の風景をつかまえる「そらあみ」(瀬戸内国際芸術祭2013・六本木アートナイト2013)などを多数地域で行う。熊本県津奈木町では海の上にある廃校を拠点にしたアートプロジェクト「赤崎水曜日郵便局」(2013~)の企画運営に携わる。
http://igayasu.com

プロフィール

クラフト工房La Mano

東京郊外、町田市の小さな里山にたたずむ築90年の民家で障がいのある人とない人を共に物づくりに励んでいる場所が「クラフト工房La Mano」です。工房は1992年に障がいのある方の作業所として設立されました。名称である「La Mano」は「手」の意味で、設立時に手しごとを中心とした物づくりで魅力ある製品を作り社会と繋がっていく、そんな思いで活動を続けています。現在の活動は大きく2つあります。1つは染め、織り、刺しゅうなどのクラフト製品の制作です。藍や草木で染めた糸や布を使い、手織りマフラーなどの織り製品、草木染の糸を使った刺しゅう製品、藍染の鯉のぼりや手ぬぐいなど、自然の温かみを感じる製品を作っています。2つ目は2006年から始まったアート活動です。小さなアトリエでいろいろな画材を使ってそれぞれが個々の豊かな表現活動をおこなっています。11年目を迎えた活動は着実に社会と繋がりつつあります。
http://www.la-mano.jp/

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池田 晶紀、川瀬 一絵 × 社会福祉法人きょうされん リサイクル洗びんセンター

池田 晶紀

写真家。1978年横浜生まれ。1999年自ら運営していた「ドラックアウトスタジオ」で発表活動を始める。2003年よりポートレート・シリーズ『休日の写真館』の制作・発表を始める。2006年スタジオ「ゆかい」設立。2010年スタジオを馬喰町へ移転。オルタナティブ・スペースを併設し、再び「ドラックアウトスタジオ」の名で運営を開始。国内外で個展・グループ展多数。アーティスト三田村光土里とのアートユニット「池田みどり」としても活動。
http://yukaistudio.com/

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川瀬 一絵

自分をニュートラルに保ちながら、物事に捉われず、目に留まったものを採集するように写真を撮っている。主な作品は「空の耳」2009、「誕生日」2012、「初詣」2013、「粒と穴」2015 など。画像だけではなく物質として写真を扱い、展示では映像作品を床に投影する、家具を持ち込んで写真集のある空間をしつらえる等、写真と立ち会う場の設定を念頭に置いたインスタレーションをおこなっている。
http://yukaistudio.com/?cat=22

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社会福祉法人きょうされん リサイクル洗びんセンター

リサイクル洗びんセンターは、「福祉と環境をつなぐ」「障害の種別を越えて」「高い給料」を掲げて1994年4月、東京都昭島市に誕生しました。びんやリユースカップの洗浄、とうふの製造・販売、チラシセット作業、食品加工作業、軽作業、物品販売などの仕事に、現在85名の障害のある人が取り組んでいます。障害のある人がいきいきと働き、地域で安心して暮らしていける社会の実現をめざしています。
http://www.kyosaren.jp

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稲葉 諒 × クラフト工房La Mano

稲葉 諒

横浜国立大学人間科学部人間文化課程卒業。東京藝術大学先端芸術表現学部修士在学中。2050年まで毎年最低一軒小屋を建て続けるInahouseプロジェクトとして制作活動中。

プロフィール

クラフト工房La Mano

東京郊外、町田市の小さな里山にたたずむ築90年の民家で障がいのある人とない人を共に物づくりに励んでいる場所が「クラフト工房La Mano」です。工房は1992年に障がいのある方の作業所として設立されました。名称である「La Mano」は「手」の意味で、設立時に手しごとを中心とした物づくりで魅力ある製品を作り社会と繋がっていく、そんな思いで活動を続けています。現在の活動は大きく2つあります。1つは染め、織り、刺しゅうなどのクラフト製品の制作です。藍や草木で染めた糸や布を使い、手織りマフラーなどの織り製品、草木染の糸を使った刺しゅう製品、藍染の鯉のぼりや手ぬぐいなど、自然の温かみを感じる製品を作っています。2つ目は2006年から始まったアート活動です。小さなアトリエでいろいろな画材を使ってそれぞれが個々の豊かな表現活動をおこなっています。11年目を迎えた活動は着実に社会と繋がりつつあります。
http://www.la-mano.jp/

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今井 さつき × シューレ大学

今井 さつき

今井さつき1988年 神奈川県出身、横浜在住。2013年愛知県立芸術大学美術研究科デザイン専攻修了、東京藝術大学大学院先端芸術表現専攻在籍中。体験者が作品を体験することで完成するコミュニケーションアートの制作や、日本の社会をテーマに制作を行う。代表作は、体験者の持ち物を万華鏡の姿に変える「Raybox」や体験者を巨大な海苔巻きのレプリカで巻いて完成させる「人間ノリ巻き」など、その場に足を運ばなければ感じることの出来ない体験・コミュニケーションを生み出している。
http://oxa-ca.jimdo.com/

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シューレ大学

1999年に必要とする若者たちと準備会をつくって生まれたオルタナティブ大学です。履修すべきカリキュラムなどなく、一人ひとりが自分の教育をデザインし、自分の知りたいこと表現したいことに取り組んでいます。自分はどのように生きて生きたいのか、お金とどんな風に付き合い生み出して生きたいのか、人や社会とどうつながるのが自分に合っているのかを模索する、自分に合った生き方を創り出す大学です。通う日にちや関わり方も人に合わせて違った形をとっています。在籍期間も自分で決めます。自分がこの自分で生きていけるなあと感じたら巣立っていくというような場です。18歳以上の若者達が30~40人で話し合いながら場の運営もしています。自分とは何者なのか、自分はどう生きていけるのかを思い切り試行錯誤できる場でありたいと思っています。安心して人とつながり、だから存分に関心を探し、深められるのではないかと、そんなことを大切にしています。
http://shureuniv.org/

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大崎 晴地

大崎 晴地

Photo:Kanagawa Shingo

Photo:Kanagawa Shingo

1981年東京都生まれ。2014年東京藝術大学大学院美術研究科博士課程修了。博士(美術)。臨床現場の治療家との研究活動、恊働を行いながら、心と身体、発達のリハビリテーション、病理をテーマに作品を制作している。近年の「エアートンネル」(2013)は児童福祉施設などで発達や療育のための道具としても活用し、新しい体験と行為を通じた創造性を検証している。主な展示に「グローアップ・アーティスト・プロジェクト報告会」(アサヒ・アートスクエア、東京、2015)、「期間限定 アリオス現代美術館!」展(いわき芸術文化交流館アリオス、福島、2014)、「トポロジカル・ガーデン」(精神病理学会大会特別展示、東洋大学、東京、2010)等。また建築家と恊働し生活空間のなかにバリアを取り入れる「《障害の家》プロジェクト(barrier house project)」(2015~)を始動。
http://haruchiosaki.com/

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角銅 真実 × 大田区立障がい者総合サポートセンター

角銅 真実

音楽家 打楽器奏者。東京芸術大学 音楽学部 器楽科 打楽器専攻卒業。マリンバを始め、打楽器 自作楽器 自身の声を用いてコンサートや各種レコーディングなどの演奏活動の他、音楽制作、作家としての活動を展開している。
https://manamikakudo.wordpress.com/

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大田区立障がい者総合サポートセンター

さぽーとぴあは、障がいのある方のサポート「拠点」として、平成27年3月に開設されました。障がいのある方もない方も、ともに支えあう出会いとつながりが実現できるように、常に進化する施設を目指しています。建物は、5階建てで、≪相談支援部門≫≪居住支援部門≫≪地域交流部門≫≪就労支援部門≫の4部門があります。就労支援部門では、障がいのある方が企業で安心して働き続けられるように定着支援を行っています。「たまりば」は、その定着支援のひとつで、毎週金曜日の夜に行っています。企業就労している方が立ち寄り、仲間と話したり、一緒に夕飯を食べたり、ゲームを楽しんだりそれぞれ自由に過ごしています。仕事の後、仲間と出会いほっとする場、明日からの元気をもらえる場になっているようです。更に、休日にカラオケに行ったり、飲み会に行ったり仲間づくりや生活の広がりのきっかけにもなっています。
https://www.city.ota.tokyo.jp/

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北澤 潤

北澤 潤

現代美術家、北澤潤八雲事務所代表。東京藝術大学大学院博士後期課程修了。行政機関、教育機関、医療機関、企業、NPO、地域団体などと協働しながら、日本各地で人びとの生活に寄り添うアートプロジェクトを企画している。日常性に問いを投げかける場を地域の中に開拓する手法によって、社会に創造的なコミュニティが生まれるきっかけづくりに取り組む。代表的なプロジェクトに、不要な家具を収集し物々交換することで変化し続ける「居間」をつくる《リビングルーム》や、仮設住宅のなかに手づくりの「町」をつくる《マイタウンマーケット》、団地の空き部屋を太陽光発電の「ホテル」に変える《サンセルフホテル》などがある。近年では、ネパールや台湾、ニュージーランドといったアジア・オセアニア諸国でのプロジェクトも展開している。
http://www.junkitazawa.com

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James Jack × ハーモニー

James Jack

1979年アメリカ生まれ。東京在住のアーティスト。瀬戸内国際芸術祭、釜山ビエンナーレ・シーアートフェスティバル、アートベース百島、水と土の芸術祭、シンガポールのInstitute of Contemporary Artなどのグループ展で、社会と深く関わるプロジェクトを展開してきた。また、ホノルル美術館、TAMAギャラリー(ニューヨーク)、Satoshi Koyama ギャラリー(東京)で個展を開催。『ISSUE』、『ジャパンタイムズ』、『モダンアートアジア』、『アートアジアパシフィック』、『須田悦弘展』カタログ(ハワイ現代美術館)や『太陽へのレクイエム:もの派の芸術展』カタログ(ブラム&ポーギャラリー)など多くのメディアや展覧会カタログに論文や記事が掲載。2011年、明仁皇太子奨学金フェロー。2015年、Centre for Contemporary Art(シンガポール)招待作家。東京芸術大学特任講師。
http://www.jamesjack.org/

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ハーモニー

ハーモニーは世田谷区上町にある、心の病をもちながら暮らしている人が利用する施設です。昼食を食べたり、簡単な作業をしたり、困った時に相談をすることができる場所です。登録者は30名ほど。見えないはずのものが見えたり、聴こえないはずのものが聴こえたり、なぜか分からないけど強い確信があったり…統合失調症、PTSD、発達障害などと診断されている人が利用しています。ゆっくりとしたペースで、それぞれの人が思い思いに日々を過ごしています。
ハーモニーでは一般就労や収入を得るという価値観から少し離れて、それぞれに数奇な経験や苦労を重ねてきた方たちが共に支え合い、安心して自分らしさを発揮できるような場をめざして活動を行っています。
http://harmony.exblog.jp/

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富塚 絵美

富塚 絵美

1985年生まれ。通称ちょり。独自のパフォーマンス作品を発表しているアーティスト。東京藝術大学大学院を卒業後、(社)谷中のおかってを設立し、ディレクターとしてアートプロジェクトを企画運営している。2009年より東京都、東京文化発信プロジェクト室(公益財団法人東京都歴史文化財団)とともに台東区の谷中に文化創造拠点を創造するアートプロジェクト《ぐるぐるヤ→ミ→プロジェクト》を開始。まちの大人と子どもたちが一緒に「あそび」を発明する新しい創作アトリエ〈ぐるぐるミックス〉や、お店やお寺、個人宅や細い路地を舞台に展開するツアー形式パフォーマンス〈谷中妄想ツァー!!〉を企画。2013年にホームパーティー形式パフォーマンス〈どーぞじんのいえ〉、2015年にピクニック形式パフォーマンス〈威風DoDo〉を発表している。

出演者:ちょり、大西健太郎、スカンク/SKANK、ハッチュ
制作協力:板橋区立小茂根福祉園、P.F.P.はたらきば、東京藝術大学熊倉純子研究室、一般社団法人谷中のおかって、三菱アルミニウム株式会社、東洋アルミニウム株式会社、一般社団法人日本アルミニウム協会
http://okatte.info

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中崎 透 × 認定NPO法人クリエイティブサポートレッツ

中崎 透

1976年茨城生まれ。美術家。武蔵野美術大学大学院造形研究科博士後期課程満期単位取得退学。現在、茨城県水戸市を拠点に活動。言葉やイメージといった共通認識の中に生じるズレをテーマに自然体でゆるやかな手法を使って、看板をモチーフとした作品をはじめ、パフォーマンス、映像、インスタレーションなど、形式を特定せず制作を展開している。展覧会多数。2006年末より「Nadegata Instant Party」を結成し、ユニットとしても活動。2007年末より「遊戯室(中崎透+遠藤水城)」を設立し、運営に携わる。2011年よりプロジェクトFUKUSHIMA!に参加、主に美術部門のディレクションを担当。
http://tohru51.exblog.jp/

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認定NPO法人クリエイティブサポートレッツ

アルス・ノヴァ/のヴぁ公民館はNPO法人クリエイティブサポートレッツが運営する障害児者通所施設と私設公民館である。レッツでは平成20年に「たけし文化センター」を起草。重度の知的障害のある「くぼたたけし」が持つ「やりたいことをやりきる熱意」を文化創造の源と捉え、その名を冠した個人同士の交わりが生まれる場を開いた。翌年開設したアルス・ノヴァでは、「やりたいこと」に寄り添う関わりを実践する一方で、スタッフ個人ごとの視点や障害児者との関わりをモノや映像と文章で展示したドキュメント展「佐藤は見た!!!!!!」を開催してきた。現在は、誰もが「居る」ことのできるのヴぁ公民館の運営のほか、価値観を覆される経験や深い思考が生まれるアルス・ノヴァという福祉の現場への一般滞在を積極的に受入れ、ソーシャルインクルージョンへの道を模索している。
http://cslets.net/

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奈良県立大学地域創造学部都市文化コモンズ × 一般財団法人たんぽぽの家

奈良県立大学地域創造学部都市文化コモンズ

奈良県立大学地域創造学部都市文化コモンズでは、都市文化の過去・現在・未来をダイナミックにとらえ、都市社会史、メディア・表象、アート・アミューズメントの3領域を柱に社会学と歴史学の複眼的視点から教育研究を進めています。なかでも、2年生を対象にした「創作演習(アート)」という必修ゼミは、アート作品の制作を体験して、企画立案や広報、展示、記録などの手法を学び、それらを通じて都市の現実社会やコミュニケーションのあり方を考えることを目的とした内容になっています。担当の専任教員には、これまで地域住民や子どもたちなど、アートと関わりのなかった人びとを巻き込むアートプロジェクトを展開してきた美術家の西尾美也が加わり、美大生ではない学生たちとアートを介した実践的な学びの場を生み出しています。
http://www.narapu.ac.jp/

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一般財団法人たんぽぽの家

「アート」と「ケア」の視点から、さまざまな事業を実施している市民団体です。 人々の創造的な関係性を創出し、多様な価値観を包摂した文化づくり・社会づくりをめざしています。 ソーシャル・インクルージョンをテーマに、アートの社会的意義や市民文化について問いかける「エイブル・アート・ムーブメント」を提唱。全国およびアジア各都市で展開しています。 また、他者への気づかいや支えあいを大切にできる社会(ケアリング・ソサエティ)をつくるために、情報交換の場づくりや文化的手法を取り入れたプロジェクト「ケアする人のケア」プロジェクトに取り組んでいます。近年では、障害のある人と協働し、アート・デザイン・ビジネス・福祉の分野を超えて、新たなしごととはたらき方の仕組みをつくるGood Job! プロジェクトを展開。全国巡回の展覧会やフォーラム、ものづくりや流通の新しい拠点となるGood Job!センターの設立(2016年夏完成予定)など、多様な取り組みをしています。国内外の団体とネットワーク型の文化運動を展開し、アートミーツケア学会の運営を担うなど、市民社会・市民文化に貢献しています。
http://tanpoponoye.org/

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柳 雄斗 × コミュニティセンターakta

柳 雄斗

1991年生まれ、京都出身。
京都市立銅駝美術工芸高校卒業後、多摩美術大学に進学。美術家、石田尚志氏、三上晴子氏らに師事する。多摩美術大学在学中学内アワードにてFT大賞、萩原朔美学科長賞、國吉和子賞など受賞。卒業制作作品「変わらない風景、とどまる者達」ではベルトコンベアー、ウォーキングマシンを使用した野外インスタレーションの中、町田市の小学生を巻き込んだパフォーマンスを上演し多摩美術大学卒業制作優秀作品に選出。身体と生の時間を扱う表現を軸に様々なメディアを融合させた空間をつくり、現代社会に問いかけるパフォーマンス作品を発表している。近年では森山開次×ひびのこづえ×川瀬浩介の「LIVE BONE」にダンサーとして出演、チェルフィッチュの演出助手を務める等、様々な領域を横断的に活動中。
現在、東京藝術大学大学院先端芸術表現科修士課程在学中。

プロフィール

コミュニティセンターakta

アジア最大のゲイタウン新宿2丁目にあるHIV/エイズの情報センター&フリースペースです。2003年に開設し、年間約7000人が来場しています。セクシャルヘルスや街の情報にアクセスしたり、セクシュアリティに関する書籍やHIV陽性者の手記集等を読んだり、心配な事を相談したり、ともだちと待ち合わせをしたり、どなたでも無料で利用できます。展示会やサークル活動、ミーティング等も随時開催しています。また予防啓発の拠点として、街の中にセーファーなセックスを応援する空気感をつくるコンドームアウトーチ活動「DELIVERY BOYS」や、HIVのリアリティを共有するプロジェクト「Living Together計画」(ぶれいす東京と協働)他の活動を行っています。
※厚生労働省委託事業、エイズ予防財団受託、運営NPO法人akta
http://www.akta.jp

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山城 大督 × アプローズ南青山

山城 大督

1983年生まれ。名古屋在住。美術家・映像ディレクター・ドキュメント・コー ディネーター。岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー(IAMAS)修了。東京藝術 大学大学院映像研究科博士後期過程退学。映像の時間概念を空間やプロジェクト へ応用し、その場でしか体験できない《時間》を作品として展開する。2007年より 「Nadegata Instant Party(中崎透+山城大督+野田智子)」を結成し、他者を介 入させ出来事そのものを作品とするプロジェクトを全国各地で発表。2013年には 個人として1年間に渡って映像表現を再考する「東京映像芸術実験室」を展開。 本企画より誕生した作品『VIDERE DECK』が第18回文化庁メディア芸術祭アート 部門審査委員会推薦作品に選出した。
http://the.yamashirostudio.jp/

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アプローズ南青山

一般社団法人アプローズが、平成26年4月1日に開設した、東京都指定障害福祉サービス事業所(就労継続支援B型)です。大人の発達障害など、障害のある方が、仲間とともにフラワーアレンジメントの技術を学びながら働く場です。アプローズの運営する花屋「BISTARAI BISTARAI(ビスターレ・ビスターレ)」では、花を通じたウェルフェアトレード を提唱する日本初のフラワーショップとして、お客様に心から喜んでいただける花束・アレンジメントを創作しています。BISTARAI(ビスターレ)とは、“ゆっくり、ゆっくり”という意味のネパール語。こころやからだに障害のあるアーティストたちが”ゆっくり”と丁寧に完成させる作品に期待と祈りを込め“ビスターレ・ビスターレ”と名付けました。ビスターレは店舗を持たないアトリエスタイルのショップです。お客様からのご依頼には、贈る方や贈られる方の想いにまで心を寄せたオーダーメイドの商品をひとつひとつ手作りしています。アーティストたちの作品がお客様のもとに届くとき、彼らの日常も輝きます。贈って楽しく、もらって嬉しく、誰もが笑顔になるhappyなギフト。花を通じた心豊かな出会いが、この世界を結びますように。
*ウェルフェアートレードとは“Welfware=社会貢献”と“Fair trade=公正な取引”を掛け合わせた造語で、社会的弱者と言われている人たちの作る製品などを適正価格で購入することによる社会的支援活動のことです。
http://applause-aoyama.com/

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アジア代表 マッチフラッグワークショップ × 工房まる

アジア代表

日本はアジア代表としてサッカーワールドカップ出場を目指している。この対戦を福岡・太宰府から応援しようと2006年に立ち上がった「アジア代表日本」。サッカーを文化と捉え、スポーツとアートの融合を目指したアートプロジェクトで、ワークショップで制作した作品を通してサポーター の思いを世界に届けている。2015年、国際交流基金アジアセンターの支援を得て、プロジェクト名を「ASIA DAIHYO/アジア代表」と改め、2018年ロシア大会に向けて、アセアン(ASEAN)地区での活動をスタート。
http://asia-daihyo-nihon.jp/ja/

プロフィール

工房まる

1997年福岡県福岡市南区に無認可の福祉作業所として開所後、2007年にNPO法人まるを設立。現在は障害のある約45名のメンバーが、絵画や陶芸など創作を中心に活動している。様々な人々と「時間」や「空間」「仲間」といった3つの”間”を共有することで、障害とは何か? を投げかけ、インクルーシブな社会を望む人々のコミュニティを広げている。絵画やイラスト作品は、制作販売を行うほか、企業とのコラボグッズやプロジェクトなど、その起用は多岐にわたる。
http://maruworks.org/

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カンファレンス

TURNフェスでは、2日間に渡り4本のカンファレンスを開催します。「TURN」という言葉を手がかりに、多様な経験や価値観を共有する対話の場を設けます。「TURN」に込められているのは、人の身体や知性、創造性などにもう一度目を向け、人としての原点に立ち返ることから、日常を変えようとする意志。各セッションでは、アート、福祉、教育、科学など、多彩な分野からゲストを迎え、「人」「場」「アイデンティティ」をテーマに、これからの課題を共有します。

3月5日(土) 第1部

「芸術による人づくりと学びの場」

多様な人と共に生きる社会において、芸術や表現者はいかなる役割を担うのでしょうか。日本における芸術教育の最先端の現場から、2020年を見据えた「芸術と教育」の姿について語り合います。

日時 2016(平成28)年 3月5日(土) 13時00分~14時30分
会場 東京都美術館 講堂
参加費 無料(事前予約不要)
定員 先着 200 名
出演 松下 功(東京藝術大学 副学長)
本郷 寛(東京藝術大学大学院 美術研究科 美術教育 教授)
日比野 克彦(TURN 監修者、東京藝術大学 美術学部 先端芸術表現科 教授)
ファシリテーター 伊藤 達矢(とびらプロジェクトマネージャ)

*手話通訳つき / 車椅子席あり

松下 功(東京藝術大学 副学長)

松下 功(東京藝術大学 副学長)東京藝術大学、及び同大学院修了後、ベルリン芸術大学において研鑽を積む。日本音楽コンクール作曲部門入賞、メンヒェングラード・バッハ国際作曲コンクール第1位。世界音楽祭World Music Daysスロヴァキア大会、ベルリン芸術祭、アジア音楽祭等、多くの音楽祭でその作品が演奏されている。1998年、長野冬季オリンピックにおいて行進曲《信濃民謡パラフレーズ》の作曲を担当する。和太鼓協奏曲《飛天遊》は、ベルリン・フィル、シドニー交響楽団、東京フィルハーモニーなど世界各地のオーケストラで演奏され好評を得ている。
現在、東京藝術大学演奏藝術センター教授、一般社団法人日本作曲家協議会(JFC)会長、アジア作曲家連盟(ACL)会長、2020東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会・文化教育専門委員。

本郷 寛(東京藝術大学大学院 美術研究科 美術教育 教授)

本郷 寛(東京藝術大学大学院 美術研究科 美術教育 教授)1951(昭和26)年、京都市生まれ。東京藝術大学大学院彫刻専攻修了。彫刻家として個展、企画展、本郷 寛(東京藝術大学大学院 美術研究科 美術教育 教授)団体展等で作品発表。美術教育に関する教育・研究・実践に携り、東京藝術大学では、東京都立特別支援学校における芸術教育推進事業実施協力や幼児期の芸術教育の可能性を探る幼稚園での美術プログラム実施など、教育に関わる受託研究・事業等に取り組む。また、近年は障害者の芸術活動を支援する新進芸術家育成を目指した文化庁事業にも取り組んでいる。
現在:東京藝術大学美術学部美術教育教授、日本美術家連盟理事、国画会会務委員、美術教育研究会(東京藝術大学)会長、「2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた障害者の芸術文化振興に関する懇談会」(文化庁・厚生労働省)委員・座長、他。

日比野 克彦(TURN 監修者、東京藝術大学 美術学部 先端芸術表現科 教授)

日比野 克彦(TURN 監修者、東京藝術大学 美術学部 先端芸術表現科 教授)1958年、岐阜県生まれ。1984年東京藝術大学大学院卒業。’80年代ダンボールを使った作品で注目され、82年に第3回日本グラフィック展大賞受賞。83年第30回ADC賞最高賞受賞。86年シドニー・ビエンナーレ出展。95年ヴェネチア・ビエンナーレ出展。99年毎日デザイン賞グランプリ受賞。近年では、地域の人々と制作を行いながら、受け手の力に焦点を当てたアートプロジェクトを展開している。主なアートプロジェクトには、2003年~越後妻有アートトリエンナーレ 大地の芸術祭「明後日新聞社文化事業部」発足、同時に「明後日朝顔プロジェクト」を開始。2007年、金沢21世紀美術館「ホーム→アンド←アウェー」方式。2010年~現在、瀬戸内国際芸術祭「海底探査船美術館プロジェクト 一昨日丸」を発表。主な監修作品・展覧会には、2012年、ぎふ清流国体・ぎふ清流大会 総合プロデューサー。2013年より「六本木アートナイト」アーティスティックディレクター。2014~15年、日本財団アール・ブリュット美術館合同企画展「TURN/陸から海へ(ひとがはじめからもっている力)」監修。2015年、ぎふメディアコスモス みんなの森 ・みんなのギャラリーにおいて「みんなのアート」展 企画監修。主な役職として、日本サッカー協会理事。東京芸術文化評議会、文化プログラム検討部会 専門委員。2015年4月より岐阜県美術館 館長を務める。

ファシリテーター:伊藤 達矢(とびらプロジェクトマネージャ)

ファシリテーター:伊藤 達矢(とびらプロジェクトマネージャ)
東京藝術大学美術学部特任助教/「とびらプロジェクト」プロジェクトマネージャ。1975年福島県生まれ。2009年東京芸術大学大学院美術研究科博士後期課程修了(博士/美術教育)。茨城県取手市と市民、東京藝術大学の三者が共同で行っている「取手アートプロジェクト」、福島県立博物館「岡本太郎の博物館・はじめる視点~博物館から覚醒するアーティストたち~展」の企画監修や「福島藝術計画×Art support Tohoku-tokyo」(2011-12)企画・運営など数々のアートプロジェクトを手掛け、地域社会とアートを結びつける活動に従事する。現在、アートを介したオープンで実践的なコミュニティの形成を目指すプロジェクト「とびらプロジェクト」のプロジェクトマネージャー。現在進行形のアートプロジェクトのアーカイブ方法に関して実践の場から研究を行なう。

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3月5日(土) 第2部

「人といる場をつくる実践」

一人ひとりと向き合う福祉の現場、新しい関係を作ろうとするアートの現場、その両方を横断しようとする活動の現在。多様な人と人が共にいる「場づくり」について、それぞれの試みを語ります。

日時 2016(平成28)年 3月5日(土) 15時00分~16時30分
会場 東京都美術館 講堂
参加費 無料(事前予約不要)
定員 先着 200 名
出演 岡部 太郎(一般財団法人たんぽぽの家 事務局長)
小山田 徹(美術家、京都市立芸術大学 美術学部 教授)
奥山 理子(みずのき美術館キュレーター、アーツカウンシル東京TURNコーディネーター)
ファシリテーター 稲庭 彩和子(東京都美術館学芸員 アート・コミュニケーション担当係長)

*手話通訳つき / 車椅子席あり

岡部 太郎(一般財団法人たんぽぽの家 事務局長)

岡部 太郎(一般財団法人たんぽぽの家 事務局長)一般財団法人たんぽぽの家事務局長。1979年群馬県前橋市生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。高校時代より地元前橋市の市民芸術団体に所属し、地域を巻き込んだアートプロジェクトにボランティアとして参加。大学時代にアーティスト、伊藤樹里と出会い人生観が一変。2001年、大学を休学し、たんぽぽの家のケアの現場でインターンとして働く。2004年に「アートセンターHANA」の立ち上げにも関わり、障害のある人とコミュニティをつなげるアートプロジェクトや、展覧会、舞台、ワークショップなどの企画運営を担当。最近は表現と存在の曖昧さを探る「存在と生活のアート」、福祉施設を使い直し、使い倒すイベント「24時間こたつラヂヲ」など、日々福祉の現場からヒントを得ながら表現を通して社会に発信する実験的な取り組みをしている。

小山田 徹(美術家、京都市立芸術大学 美術学部 教授)

小山田 徹(美術家、京都市立芸術大学 美術学部 教授)美術家。1961年鹿児島に生まれ。京都市立芸術大学日本画科卒業。98年までパフォーマンスグループ「ダムタイプ」で舞台美術と舞台監督を担当。平行して「風景収集狂舎」の名で様々なコミュニティ、共有空間の開発を行ない現在に至る。近年、洞窟と出会い、洞窟探検グループ「Com-pass Caving Unit」メンバーとして活動中。大震災以降の女川での活動を元に出来た『対話工房」のメンバーでもある。京都市立芸術大学教授。

奥山 理子(みずのき美術館キュレーター、アーツカウンシル東京TURNコーディネーター)

奥山 理子(みずのき美術館キュレーター、アーツカウンシル東京TURNコーディネーター)
1986年京都府生まれ。母の障害者支援施設みずのき施設長就任に伴い、12歳よりしばしば休日をみずのきで過ごす。2007年以降の法人主催のアートプロジェクトや、みずのきの農園活動にボランティアで従事した後、2012年みずのき美術館の立ち上げに携わり、現在企画運営を担う。企画、制作した主な展覧会に「ayubune 舟を作る」(2014年)、 「TURN/陸から海へ(ひとがはじめからもっている力)」(2014-2015年)、「共生の芸術展 『DOOR』」(京都府委託事業、2014年、2015年)、「みんなのアート -それぞれのらしさ-」(岐阜市委託事業、2015年)など。

ファシリテーター:稲庭 彩和子(東京都美術館学芸員 アート・コミュニケーション担当係長)

ファシリテーター:稲庭 彩和子(東京都美術館学芸員 アート・コミュニケーション担当係長)1972年横浜生まれ。青山学院大学修士修了、ロンドン大学UCL修士修了。東京国立博物館にて非常勤勤務ののち渡英し大英博物館にて職業研修。2003年より神奈川県立近代美術館に勤務、地域プロジェクト「きょうの はやまに みみをすます」や教育ツール「Museum Box 宝箱」、展覧会「あの色、あの音、あの光展」等を企画担当。2011年より東京都美術館のリニューアルに合わせ、新規のアート・コミュニケーション事業の立ち上げを担当。ソーシャル・デザイン・プロジェクト「東京都美術館×東京藝術大学 とびらプロジェクト」、子供たちのミュージアム・デビューを応援する上野公園文化施設連携プロジェクト「Museum Start あいうえの」、2015年に参加型展覧会「キュッパのびじゅつかん」を企画。共著に『100人で語る美術館の未来』(慶應義塾大学出版会、2011)等。

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3月6日(日) 第1部

「“その人らしさ”について考える」

多様性の本質的な価値と魅力とは。「多様なあり方」のマネジメントに関わる実践者が集い、それぞれのプロジェクトや経験から考え、無理のない「その人らしさ」の可能性を探ります。

日時 2016(平成28)年 3月6日(日) 13時00分~14時30分
会場 東京都美術館 講堂
参加費 無料(事前予約不要)
定員 先着 200 名
出演 海老原 周子(非営利団体新宿アートプロジェクト代表)
富樫 多紀(東京大学先端科学技術研究センター人間支援工学分野学術支援専門職員)
奥山 理子(みずのき美術館キュレーター、アーツカウンシル東京TURNコーディネーター)

*手話通訳つき / 車椅子席あり

海老原 周子(非営利団体新宿アートプロジェクト代表)

海老原 周子(非営利団体新宿アートプロジェクト代表)新宿アートプロジェクト代表。ペルー・イギリス・日本で多様性・多文化に囲まれて育つ。慶應義塾大学卒業後、(独)国際交流基金に入社し、芸術文化交流を担当。国際機関ではフィンランドにて難民の定住支援、在日外国人児童の就学支援に携わる。自らが「外国人」として育った経験から、アートを通じて移民と日本人の若者が共同制作を行うワークショップ事業を立ち上げる。国籍・文化・生い立ちの異なる多様な人達が集う場作りを通じて、多様性を強みと捉え、人生の糧となる体験をつくりたいと新宿アートプロジェクトを設立。2012年・2013年には新宿区と協働し、様々なアートワークショップを年間30回行う。近年は移民の若者達を対象にダイバーシティ人材の育成にも着手。2015年度エヌエヌ生命社会起業塾参加。

富樫 多紀(東京大学先端科学技術研究センター人間支援工学分野学術支援専門職員)

富樫 多紀(東京大学先端科学技術研究センター人間支援工学分野学術支援専門職員)1987年東京生まれ。12歳より英国へ単独留学、「世界で一番自由な学校」サマーヒル・スクールで5年間を送り、Royal Central School of Speech and Dramaにて舞台デザインを学ぶ。学生時よりBarbican Centreに所属し、運営マネジメント、教育事業、コミュニティ・プログラムなどに関与する片端、日本大使館や日本協会との文化交流事業の開発にも多数携わる。2012年に帰国後はその経験を社会問題の解決や、コミュニケーションのデザイン、音楽を通した教育プログラムの開発や、フェスティバルのディレクションなどに活かし、2015年からは異才発掘プロジェクトROCKETに携わる。人が好きという原動力の元、文化、社会、教育、芸術、テクノロジーなどが交わる領域で活動中。

奥山 理子(みずのき美術館キュレーター、アーツカウンシル東京TURNコーディネーター)

奥山 理子(みずのき美術館キュレーター、アーツカウンシル東京TURNコーディネーター)
1986年京都府生まれ。母の障害者支援施設みずのき施設長就任に伴い、12歳よりしばしば休日をみずのきで過ごす。2007年以降の法人主催のアートプロジェクトや、みずのきの農園活動にボランティアで従事した後、2012年みずのき美術館の立ち上げに携わり、現在企画運営を担う。企画、制作した主な展覧会に「ayubune 舟を作る」(2014年)、 「TURN/陸から海へ(ひとがはじめからもっている力)」(2014-2015年)、「共生の芸術展 『DOOR』」(京都府委託事業、2014年、2015年)、「みんなのアート -それぞれのらしさ-」(岐阜市委託事業、2015年)など。

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3月6日(日) 第2部

「科学と未来と、人間であること」

2045年、人類は技術的特異点(シンギュラリティ)を迎え、社会の価値観が大きく覆されると予想されています。科学と未来の問題提起から、改めて人間、知性、そして障害とは何かを考えます。

日時 2016(平成28)年 3月6日(日)15時00分~16時30分
会場 東京都美術館 講堂
参加費 無料(事前予約不要)
定員 先着 200 名
出演 ドミニク・チェン(情報学研究者、IT起業家、『シンギュラリティ 人工知能から超知能へ』翻訳者)
久保田 翠(認定特定非営利活動法人クリエイティブサポートレッツ 理事長)
日比野 克彦(TURN 監修者、東京藝術大学 美術学部 先端芸術表現科 教授)
ファシリテーター 森 司(アーツカウンシル東京 リーディング・プロジェクトディレクター)

*手話通訳つき / 車椅子席あり

ドミニク・チェン(情報学研究者、IT起業家、『シンギュラリティ 人工知能から超知能へ』翻訳者)

ドミニク・チェン(情報学研究者、IT起業家、『シンギュラリティ 人工知能から超知能へ』翻訳者)フランス国籍。UCLA Design/MediaArts学部卒業。東京大学大学院学際情報学府修士課程修了、同大学院博士課程修了。博士(学際情報学) 。2001年より,様々な媒体でメディア論を中心とした論考を執筆。NPO法人コモンスフィア(旧クリエイティブ・コモンズ・ジャパン)理事として、新しい著作権の仕組みの普及に努めてきた他、2008年に創業した株式会社ディヴィデュアルでは「いきるためのメディア」をモットーに様々なソフトウェアやアプリの開発を行っている。著書に「インターネットを生命化する プロクロニズムの思想と実践」(青土社)、「電脳のレリギオ」(NTT出版)「フリーカルチャーをつくるためのガイドブック クリエイティブ・コモンズによる創造の循環」(フィルムアート社)など。監訳書に「シンギュラリティ:人工知能から超知能へ」、「みんなのビッグデータ:リアリティマイニングから見える世界」(共にNTT出版)。

久保田 翠(認定特定非営利活動法人クリエイティブサポートレッツ 理事長)

久保田 翠(認定特定非営利活動法人クリエイティブサポートレッツ 理事長)障害福祉サービス事業所アルス・ノヴァ施設長。1962年生まれ。静岡県浜松市在住。武蔵野美術大学造形学部建築学科卒業後、東京芸術大学美術学部大学院環境デザイン科修了。有限会社アムズ設立。長女誕生をきっかけに、高木滋生建築設計事務所。静岡大学農学部非常勤講師(1998~2010)。障害のある長男の出産を機に、2000年にクリエイティブサポートレッツ設立。2004年NPO法人化。08年より、個人の熱心に取り組んでいることを文化創造の軸とする「たけし文化センター」事業をスタート。2010年障害福祉施設アルス・ノヴァ(ARSNOVA)を設立。生活介護、自立訓練、就労移行支援、就労継続支援B型を行なう。2014年~私設私営の「のヴぁ公民館」運営。2015年認定NPO法人取得。

日比野 克彦(TURN 監修者、東京藝術大学 美術学部 先端芸術表現科 教授)

日比野 克彦(TURN 監修者、東京藝術大学 美術学部 先端芸術表現科 教授)1958年、岐阜県生まれ。1984年東京藝術大学大学院卒業。’80年代ダンボールを使った作品で注目され、82年に第3回日本グラフィック展大賞受賞。83年第30回ADC賞最高賞受賞。86年シドニー・ビエンナーレ出展。95年ヴェネチア・ビエンナーレ出展。99年毎日デザイン賞グランプリ受賞。近年では、地域の人々と制作を行いながら、受け手の力に焦点を当てたアートプロジェクトを展開している。主なアートプロジェクトには、2003年~越後妻有アートトリエンナーレ 大地の芸術祭「明後日新聞社文化事業部」発足、同時に「明後日朝顔プロジェクト」を開始。2007年、金沢21世紀美術館「ホーム→アンド←アウェー」方式。2010年~現在、瀬戸内国際芸術祭「海底探査船美術館プロジェクト 一昨日丸」を発表。主な監修作品・展覧会には、2012年、ぎふ清流国体・ぎふ清流大会 総合プロデューサー。2013年より「六本木アートナイト」アーティスティックディレクター。2014~15年、日本財団アール・ブリュット美術館合同企画展「TURN/陸から海へ(ひとがはじめからもっている力)」監修。2015年、ぎふメディアコスモス みんなの森 ・みんなのギャラリーにおいて「みんなのアート」展 企画監修。主な役職として、日本サッカー協会理事。東京芸術文化評議会、文化プログラム検討部会 専門委員。2015年4月より岐阜県美術館 館長を務める。

ファシリテーター:森 司(アーツカウンシル東京 リーディング・プロジェクトディレクター)

森 司(アーツカウンシル東京 リーディング・プロジェクトディレクター)1960年愛知県生まれ。公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京事業推進室事業調整課長。東京アートポイント計画の立ち上げから関わり、ディレクターとしてNPO等と協働したアートプロジェクトの企画運営、人材育成プログラムを手がける。2011年7月より「Art Support Tohoku-Tokyo(東京都による芸術文化を活用した被災地支援事業)」のディレクターも務める。

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会場アクセス

東京都美術館公募展示室1階第2・3展示室、講堂
〒110-0007 東京都台東区上野公園8−36

お問い合わせ

アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団) 事業推進室事業調整課
TEL:03-6256-8435(10:00~18:00、土日祝日を除く)